| オカ ナオキ
            OKA NAOKI 岡 直樹 所属 朝日大学 歯学部 総合医科学講座 外科学(朝日大学病院) 職種 准教授 | |
| 言語種別 | 英語 | 
| 発行・発表の年月 | 2007/06 | 
| 形態種別 | 学位論文(その他) | 
| 標題 | VEGF promotes tumorigenesis and angiogenesis of human | 
| 執筆形態 | 共著 | 
| 掲載誌名 | Biochemical and Biophysical Research Communications 2007 | 
| 掲載区分 | 国外 | 
| 担当範囲 | 実験、データ解析、考察、執筆 | 
| 著者・共著者 | Naoki Oka,Akio Soeda,Akihito Inagaki,Masafumi Onodera,Hidekazu Maruyama,Akira Hara,Takahiro Kunisada,Hideki Mori,Toru Iwama | 
| 概要 | 近年、悪性脳腫瘍にも腫瘍幹細胞の存在を裏付ける根拠が散見されるようとこなり、これら腫瘍幹細胞が腫瘍の形成・増大・再発に大きな役割を演じていると考えられている。血管内皮増殖因子(VEGF)は血管内皮の増殖や持経幹細胞の神経分化に関わる因子として注目されている。我々は既にヒト膠芽腫の臨床検体から腫瘍幹細胞を同定・分離し長期間培養に成功しており、この腫瘍幹細胞にvirus vectorを用いてVEGFを形質導入することにより、VEGFが腫瘍幹細胞の性質に及ぼす影響をin vitro及びin vivoで検討した。VEGFはin vitroで腫瘍幹細胞の増殖能に影響を与えないが、VEGFを形質導入した腫瘍幹細胞を免疫不全マウス脳内に移植すると、血管に富んだ大きな腫瘍塊を形成し、腫瘍内出血によると思われる高い致命率を示し、生存期間は有意に減少した。VEGFは血管増生を促進することで血管豊富な腫瘍環境(niche)を形成し、腫瘍増大に寄与していると考えられた。 |