イワイ コウメイ
IWAI KOMEI
岩井 浩明 所属 朝日大学 歯学部 口腔感染医療学講座 社会口腔保健学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/11 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 特定健診の質問票における咀嚼状態と口腔の健康状態との横断的な関連 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 口腔衛生学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 72(2),100-105頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | ◎岩井浩明, 東 哲司, 米永崇利, 友藤孝明 |
概要 | 本研究は、人間ドック受診者に対して特定健診の質問票における咀嚼状態と歯科検診における口腔内の健康状態との関連を検討することを目的とした。朝日大学病院で特定健診と歯科検診の両方を受診した763名を対象とした。咀嚼状態に関する質問項目で「何でもかんで食べることができる」と回答した者を咀嚼良好と定義した。その結果、咀嚼良好であることは、歯科治療中の有無(あり; odds ratio [OR]=0.470,95% confidence interval [CI]=0.281–0.787)、現在歯数(24本以上; OR=3.784,95% Cl=1.529–9.326)、4 mm 以上の歯周ポケットの有無(あり; OR=0.566,95% Cl=0.348–0.920)、D歯の有無(あり; OR=0.571,95% Cl=0.343–0.950)、およびM歯の有無(あり; OR=0.485,95% Cl=0.319–0.736)との間にそれぞれ有意な関連を認めた。これらの結果は、特定健診の質問票における咀嚼状態は、歯科治療中であること、現在歯数、歯周状態、未処置歯の有無、および喪失歯の有無と関連することを示唆している。 |