サカキバラ チサコ
SAKAKIBARA CHISAKO
榊原 千佐子 所属 朝日大学 保健医療学部看護学科 公衆衛生看護学(公衆衛生) 朝日大学 保健医療学部看護学科 公衆衛生看護学(在宅看護) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 日本における看護概念の歴史的検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 愛知きわみ看護短期大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 1,79-88頁 |
担当範囲 | データ集計、論文作成 |
著者・共著者 | 田中道子,竹谷英子,榊原千佐子,岡嶋良枝 |
概要 | 本研究は、日本における歴史の流れを確認し、医療・看護書にみられる看護の看護の考え方について歴史的に検討し、看護の概念を明らかにすることを目的とした。天災・飢饉・疾病はその時代の人々の生命を脅かし、人口増加を困難にし、生活および社会の発展を著しく阻害した。加えて古代より下層農民は過酷な年貢等のため生活は苦しいものであった。江戸時代には家族の原形をみることができ、家族中心の生活が始まり、天災・疫病等による対応は、「呪術」から「仏教」へ、そして「御霊会」、俗信による「神仏信仰」、さらに「薬」、「治療」等の近代医療・看護へと移っていった。古代より障害や病気を引き起こすと身近な人が助け合いの気持ちを強く表出し、その人に良かれと体験を生かしながら一生懸命に心を砕き看護する様子が浮かびあがった。このことが人生・看護の基本であると改めて確認することができた。 |