エハラ ユウイチ
EHARA YUICHI
江原 雄一 所属 朝日大学 歯学部 口腔病態医療学講座 口腔外科学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/05 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 歯原性線維腫を疑わせた歯原性粘液打量の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 岐阜歯科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 39(1),16-20頁 |
担当範囲 | 症例分析 |
著者・共著者 | 田中四郎,住友伸一郎,江原雄一,大田貴久,村木智則,永山元彦,田沼順一,式守道夫 |
概要 | 患者は12歳の男子。下顎左側のエックス線透過像の精査を求めて、2004年6月に紹介来院した。初診時、顔貌に特記すべき異常はなく、下顎左側第二乳臼歯部には抜歯宙が認められるが歯肉の異常は特に認めなかった。エックス線所見で水平に埋伏した第二小臼歯を含む境界明瞭な単胞性の囊胞様透過像を認めた。同日、抜歯窩から生検を行い、透明感のあるゼリー状の組織を採取した。生検組織の病理組織像は豊富な粘液基質と散在性の紡錘形や星状の腫瘍綿胞からなり、歯原性粘液腫と診断した。反復掻爬療法を計画し、2004年9月に摘出掻爬術を施行し、摘出物の病理組織所見では線維組織の増生が大部分を占め、それらの間に粘液基質が認められたが、最終的に歯原性線維月重様変化を呈する歯原性粘液腫と診断した。2005年3月に瘢痕組織の再掻爬術を施行し、その際に得られた標本には腫瘍を疑う組織は認められなかった。 |