スギモト タクヤ
SUGIMOTO TAKUYA
杉本 琢哉 所属 朝日大学 歯学部 総合医科学講座 外科学(朝日大学病院) 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/08 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | リンパ節転移を伴ったインスリノーマの1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本消化器外科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 37(8),1423-1427頁 |
担当範囲 | 症例分析 |
著者・共著者 | 村瀬 勝俊, 島本 強, 近藤 哲矢, 杉本 琢哉, 尾関 豊 |
概要 | 症例は57歳の男性で,1998年頃から冷汗,倦怠感を認めていた.2002年11月当院を受診し低血糖を指摘された.空腹時血糖値は35 mg/dlで,血中インスリン値(IRI)は19.8 μU/ml,C-peptideは4.9 ng/mlと軽度上昇していた.腹部CTでは膵尾部に15 mm大の乏血性腫瘤を認め,また脾門部リンパ節の腫大を認めた.選択的動脈内カルシウム負荷テストでは脾動脈が陽性であった.膵尾部インスリノーマの診断で膵部分切除術を施行した.手術時に脾門部リンパ節転移が判明し,周囲リンパ節の郭清と脾摘術を追加した.術中迅速IRI測定で原発巣切除後にIRIは正常化したが,リンパ節郭清の前後では変動はなかった.病理組織学的に腫瘍は膵内分泌腫瘍でインスリンに陽性であった.術後IRIは正常化し低血糖症状も改善した.術後10ヵ月の現在,再発徴候は認めていない |