タケダ ノリユキ
TAKEDA NORIYUKI
武田 則之 所属 朝日大学 大学 教育職員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/03 |
形態種別 | 学術書 |
標題 | 特殊病変を伴なう糖尿病患者の治療 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 糖尿病診療のコツと落とし穴 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 中山書店 |
巻・号・頁 | 126-127頁 |
著者・共著者 | 武田則之 |
概要 | 糖尿病患者が他の疾患に罹患した時や外傷、手術などの際は糖尿病状態が悪化しやすく、特別な注意が必要となる。糖質ステロイド投与時の糖尿病の管理は、まず糖質ステロイドによる糖尿病悪化の認識が必要である。悪化の程度は患者のインスリン分泌不全の程度と糖質ステロイドの使用量により大きく異なる。血糖値を密接にモニターし、インスリン治療を積極的に考慮することが基本である。手術では身体損傷や全身麻酔の影響で神経系、内分泌系のストレス反応が起こる。その結果代謝は異化に傾き、蛋白・脂肪の分解は亢進し、肝臓の糖産生は増加する。このような代謝変動は非糖尿病患者では臨床的な意味はないが、糖尿病患者では時に重篤な代謝状態の悪化を来たすことがある。 |