スギモト タクヤ
SUGIMOTO TAKUYA
杉本 琢哉 所属 朝日大学 歯学部 総合医科学講座 外科学(朝日大学病院) 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 胆管空腸吻合部良性閉塞の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本消化器外科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 37(12),1851-1856頁 |
担当範囲 | 症例分析 |
著者・共著者 | 近藤 哲矢, 角 泰廣, 村瀬 勝俊, 島本 強, 杉本 琢哉, 田島 吾郎, 尾関 豊 |
概要 | 症例は63歳の男性で,PPPD術後3年目から発熱,黄疸を繰り返していた.4年後の入院時の血清総ビリルビン値は6.4mg/dlと高値を示した.腹部CT,MRCPでは肝内胆管はびまん性に拡張していた.肝内,胆管空腸吻合部近傍の総肝管に異常所見を認めなかった.PTCD造影では左右肝管合流部直下でU字状の平滑な胆管閉塞像を認めた.PTCSでは総肝管閉塞部に悪性所見はなく,胆管空腸吻合部の良性閉塞と診断した.内瘻化不可能のため胆管空腸再吻合術を行った.胆管空腸吻合部は線維性にかたく狭小化し,吻合口を確認できなかった.左右肝管合流部と空腸を端側吻合した.病理組織学的に吻合部直上の総肝管は,内腔が消失し,慢性線維性炎症を示したことから,虚血による狭窄に加え胆汁うっ帯性の胆管炎が関与していた可能性が示唆された |