タカハシ モエ
TAKAHASHI MOE
髙橋 萌 所属 朝日大学 歯学部 口腔病態医療学講座 口腔外科学 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 学位論文(博士) |
査読 | 査読あり |
標題 | 中国産プロポリス主成分のカフェイン酸フェネチルエステルによる活性化脾細胞のinterferon-γ産生の抑制とinterleukin-4およびinterleukin-10産生の促進 |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
著者・共著者 | ◎髙橋萌 |
概要 | 1.低濃度の中国産プロポリス は刺激脾細胞のIFN-γ産生を抑制し, IL-4とIL-10産生を促進するが, この作用には主要成分であるカフェイン酸フェネチルエステル(CAPE)が中心的役割を担っていた.
2.CAPEは刺激脾細胞のIFN-γ産生をmRNA発現レベルで顕著に抑制した. 3.CAPE (11μM)は刺激脾細胞のIL-4とIL-10産生を培養時間に依存して顕著に促進した. 4.このIL-4産生の促進にはTRPA1を介した機構が関与することが示された. IL-10産生促進にも同Ca2+チャンネルが部分的に関与していることが示された. 今後さらに上記変化を制御する脾細胞リンパ球亜集団の変化を解明することで, プロポリスによる免疫系制御の実態が明らかになることが強く示唆された. |