キシモト トシユキ
KISHIMOTO TOSHIYUKI
岸本 敏幸 所属 朝日大学 歯学部 口腔病態医療学講座 歯科麻酔学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | プロポフォールによる全静脈麻酔中に三方活栓のクラックを認めた一例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 岐阜歯科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 48(2),129-132頁 |
著者・共著者 | 岸本敏幸,林真太郎,小杉謙介,安田順一,櫻井学 |
概要 | プロポフォールによる全静脈麻酔中にポリカーボネート(PC製)三方活栓にクラックが入った症例を報告する。当該患者は26歳、男性。既往歴に知的能力障害とてんかんがあり、多数歯齲蝕があるため全身麻酔下に集中歯科治療が予定された。麻酔導入から3時間後、点滴回路内の血液の逆流、血液の漏れによる床の汚染を確認した。三方活栓を交換したところ、血液の漏れは改善した。術後、原因となった三方活栓の調査を製造元に依頼をし、三方活栓のメスコネクター部に複数のクラックが確認された。クラックは三方活栓の複数回の脱着や強圧による締め付け、プロポフォールに含まれる脂肪乳剤によるPCの劣化の組合せによるものと推定される。PC製の三方活栓と原因となり得る薬物との併用によってクラックが生じる可能性を念頭に入れ、その予防と早期の対応を行うことが重要であると考える。 |