ヤマウチ ムツオ
YAMAUCHI MUTSUO
山内 六男 所属 朝日大学 大学 教育職員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/06 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 咬合接触状態と重心動揺 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 岐阜歯科学会 |
巻・号・頁 | 32(1),1-15頁 |
著者・共著者 | 山本賢彦, 都尾元宣, 岸井次郎, 山内六男, 長澤亨 |
概要 | 本研究は,咬合と身体平衡機能検査の一つである重心動揺に着目し,重心動揺と咬合の関連性について,また,噛みしめ強さ,スプリントを用いた咬合の安定化による重心動揺への影響を検討した.年齢20?29歳の健常者24名を対象とし咬合接触歯数を24歯以上と23歯以下の二群に分類した場合とAngleの不正咬合分類による場合について検討した.23歯以下の群の重心動揺は,24歯以上の群に比べて有意に大きな値を示した.咬合接触歯数23歯以下の群では,スプリントによる咬合接触歯数の改善により有意に重心動揺が小さくなった.個性正常咬合を有する群は,Angleの不正咬合分類I級,II級,III級の群より有意に小さな重心動揺を示した.また,Angleの不正咬合分類II級,III級の群ではスプリントによる咬合接触歯数の改善により有意に重心動揺が小さくなった.以上より不正咬合を含めて咬合接触歯数の少ない咬合を有する者では重心動揺は大きくこれらの咬合接触歯数を増加させることにより重心動揺が集束することから咬合の改善は身体平衡機能の改善にも関連することが推察された |