タケダ ノリユキ   TAKEDA NORIYUKI
  武田 則之
   所属   朝日大学  大学 教育職員
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/03
形態種別 学術書
標題 副腎皮質機能低下症
執筆形態 共著
掲載誌名 看護のための最新医学講座代謝疾患・内分泌疾患
掲載区分国内
出版社・発行元 中山書店
巻・号・頁 7(第2版),355-359頁
著者・共著者 安田圭吾,武田則之
概要 副腎皮質の機能低下を来す代表的な疾患であるアジソン病(慢性副腎皮質機能低下症)の成因は大部分結核性か自己免疫性であり前者では副腎肥大後者では萎縮を起こす。易疲労感、脱力感、食欲不振などコルチゾール欠乏による症状を示し、ACTH過剰による色素沈着を伴う。糖質ステロイドの補充のみでよい場合が多いが必要により少量のミネラロコルチコイドを加える。感染などでストレスが加わると急性副腎クリーゼを来し、高熱、脱力、ショックなど救急治療が必要となることがある。輸液と通常の10倍程度のコルチゾール投与が必要である。選択的低アルドステロン症では先天的あるいは後天的に選択的なアルドステロン欠乏を来す。低Na, 高K、代謝性アシドーシスとなる。ミネラロコルチコイドの補充が必要である。