エハラ ユウイチ
EHARA YUICHI
江原 雄一 所属 朝日大学 歯学部 口腔病態医療学講座 口腔外科学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/04 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 著しい開口障害を呈したRett syndromeの1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本口腔外科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 59(4),250-253頁 |
担当範囲 | 症例分析 |
著者・共著者 | 細原政俊,江原雄一,田中四郎,玄景華,住友伸一郎,式守道夫 |
概要 | 症例は14歳女児で、生後8ヵ月に動脈管閉鎖術、1歳3ヵ月時に両側股関節腱手術、6歳時にRett症候群と診断された。今回、開口障害で顎関節強直症を示唆され紹介受診した。口腔内では上下中切歯間で開口量は15mm、歯ぎしりがあり、上顎前歯部はフレアーアウトし、自歯都は咬耗していた。パノラマX線で両側筋突起の過形成、顎関節と側頭骨の軽度癒着疑いがあり、下顎両側智歯の埋伏を認め、CTで筋突起と下顎頭の肥大が認められた。両側性筋突起過形成、両側下顎智歯埋伏と診断した。全身麻酔下に筋突起切除術を行い、開口量は45mmに拡大した。円滑に開閉口できることを確認し、両側埋伏智歯の抜歯を行った。術後7日目より開口訓練を開始した。退院後も家族の協力を得て開口訓練を行い、術後5年9ヵ月経過し床副子装着状態で32mmと安定している。 |