ツカナカ アツコ
TSUKANAKA ATSUKO
塚中 敦子 所属 朝日大学 保健医療学部健康スポーツ科学科 スポーツ科学 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 身体運動による味覚嗜好の変化に関する研究 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 朝日大学保健医療学部健康スポーツ科学科紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 朝日大学保健医療学部健康スポーツ科学科 |
巻・号・頁 | (5),3-13頁 |
総ページ数 | 11 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | ◎塚中 敦子,神谷 真子 |
概要 | 本研究では日本研究における運動やスポーツ活動と味覚の好みとの関係を検討した。このレビューでは5つの味、甘い、塩辛い、苦い、酸っぱい、うま味が含まれており、それぞれの味は運動による体調の変化を示している。甘い味は主にエネルギー代謝に使われる栄養素で砂糖が主成分、うま味はたんぱく質代謝の栄養素の成分でもあるアミノ酸を示す味、塩味は汗の成分としてミネラル含有量を示す。酸味は代謝経路と腐敗物質に関連し、苦味は毒物や毒素の警告信号であり、ストレスにも関係している。従って、味の好みは激しい運動やスポーツ活動により変化するように見える。この総説では運動によって甘味と酸味の味の好みが増加した一方、塩味の好みは、減少、増加、不変など、各研究でさまざまな変化を示した。また、苦味やうま味の好みにも様々な変化が見られたことから、この結果の要因はさまざまな運動方法、運動強度、運動時間、食事摂取状況、官能評価方法があると考えられる。しかし、有意義で再現性のある結果を生み出すには、さらなる研究が必要となる。 |