タナカ マサシ
TANAKA MASASHI
田中 雅士 所属 朝日大学 歯学部 口腔機能修復学講座 歯科保存学(歯内療法学) 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/05 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 根尖病変を有する狭窄根管においてトライオートZX2+と手用ファイルを用いた場合の穿通性とグライドパス形成時間の比較検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本歯内療法学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 45(2),106-111頁 |
著者・共著者 | 牛窪 敏博, 長谷川 智哉, 田中 雅士, 木方 一貴, 堺 ちなみ, 河野 哲 |
概要 | 根尖病変を有する狭窄根管において手用ファイルとモーター駆動方式のエンド用エンジンによる根尖部穿通の有無と穿通までの時間、さらにグライドパス形成時間を比較検討した。2023年1月~10月の間、根尖病変を有する狭窄根管で根管治療困難と判断され、当院に紹介を受けた患者410人のうち54人の58歯・85根管を対象とした。ブロックランダム化により患者をグループ1とグループ2に振り分け、グループ1は手用ファイルのみで根尖部穿通を試みた40根管、グループ2はグライドパス用NiTiファイルをOGP2にて根尖部穿通を試みた45根管とした。グループ1での根尖部穿通率は35%(14/40)、グループ2は87%(39/45)で、グループ1とグループ2での根尖部穿通の可不可に関して統計学的有意差が確認された。根尖部穿通までの平均時間はグループ1が39分09.50秒±4分31.06秒、グループ2が4分16.38秒±1分11.41秒、グライドパス形成までの平均時間はグループ1が2分43.64秒±1分10.95秒、グループ2が40.84秒±10.83秒であり、有意な群間差が認められた。 |