イワイ コウメイ
IWAI KOMEI
岩井 浩明 所属 朝日大学 歯学部 口腔感染医療学講座 社会口腔保健学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 講師 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/08 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 現在歯数28歯以上と28歯未満の成人集団における歯の喪失に関連する要因の違い−5年間のコホート研究− |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 口腔衛生学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 73(4) |
著者・共著者 | ◎入江 浩一郎, 持田悠貴, Nandin Uchral Altanbagana, 渕田慎也, 東 哲司, 岩井浩明, 米永崇利, 笹井保之, 友藤孝明, 山本龍生 |
概要 | 本研究では健診を受けた成人を対象に28歯以上と28歯未満の者に分け5年後における歯の喪失に関連する因子が異なるかを検討することを目的とした。朝日大学病院で健診を受診した者のうち、5年後も同様の健診を受診した292名(男性193名、女性99名)を対象とした。5年間で1歯以上の歯の喪失の有無を目的変数とし、喪失に関連する要因を説明変数とした変数減少法による二項ロジスティック回帰分析を行った。 5年間の歯の喪失発生者率は28歯以上と28歯未満では、それぞれ22.1%と34.5%であった。28歯以上では飲酒習慣(あり,OR=2.81,95%CI:1.37〜5.77)とう蝕(あり,OR=3.19,95%CI:1.39〜7.37)が,28歯未満では歯周ポケット深さ(≥ 6 mm,OR=20.38,95%CI:1.72〜240.89)が歯の喪失の有無に有意に関連していた。結論として現在歯数を28歯で分けて分析すると、歯の喪失発生者率やそれに関連する要因が異なり、28歯以上ではう蝕、28歯未満では歯周病対策が重要であることが示唆された。 |