|
キシモト トシユキ
KISHIMOTO TOSHIYUKI
岸本 敏幸 所属 朝日大学 歯学部 口腔病態医療学講座 歯科麻酔学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 講師 |
|
| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2026/06 |
| 形態種別 | 研究論文 |
| 標題 | Aicardi-Goutières 症候群における歯の交換障害管理の一例 |
| 執筆形態 | 共著 |
| 掲載誌名 | 日本障害者歯科学会雑誌 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 巻・号・頁 | 47(2),129-136頁 |
| 著者・共著者 | 岩瀬陽子,野田恵未,前田知馨代,平原三貴子,岸本敏幸,林里映,中原芙由花,櫻井学,藤瀬多佳子 |
| 概要 | Aicardi-Goutières 症候群(AGS)は早期発症型脳症を特徴とするきわめてまれな自己炎症性疾患であり、
歯科領域からの報告は限られている。本症例は重度心身障害を伴う 13 歳 11 か月の AGS の女子に認められた歯の交換障害に対し、長期にわたり歯科的介入を行った経過を示した.初診時,側方歯群の乳歯が多数残存しておりエックス線および CT 検査にて乳歯の歯根吸収不全と後継永久歯の歯根形成完了に近い所見、さらに下顎右側小臼歯部の含歯性囊胞疑いを認めた。静脈内鎮静法および外来通法の行動調整法を併用しながら段階的に乳歯抜去、歯囊開窓および必要最小限の骨削除を行い、後継永久歯の萌出誘導を図った。その結果、智歯を除くすべての永久歯萌出が確認され、多数歯の交換障害が認められたにもかかわらず著明な歯列不正は回避できた。本症例では交換障害の主因として乳歯の歯根吸収不全が示唆され、AGS に特異的所見かは不明なものの、重度心身障害児においては「動揺のない乳歯」を含めた計画的抜歯と萌出誘導が歯列不正防止と口腔衛生管理の観点から重要であることが示唆された。 |