アライ カツユキ
ARAI KATSUYUKI
新井 克之 所属 朝日大学 留学生別科 日本語研修課程 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/03 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 海外日本語学習者が現地の日本語教師となるとき、その意識にあるものーグアテマラ人日本語学習者を事例としてー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 朝日大学留学生別科紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 朝日大学留学生別科 |
巻・号・頁 | (22),13-24頁 |
総ページ数 | 12 |
著者・共著者 | 新井克之 |
概要 | 本研究では、言語学習行為の〈意図せざる結果〉としてのその学習効果について考察する。ギデンズ(2015[1984])によれば、ある目的や意図を持った人間行為者(agent)によるの「行為の意図せざる結果(unintended consequences of action)」に基づいてよって社会は再帰的に再生産されていくし構造化される。日本語学習が就職や進学に直結しない地域において日本語学習にどのような意味があるのか。本研究では、グアテマラ国籍の元日本語学習者であり、現地日本語教師となった日本語学習者がどのような意識で日本語を学習していたのか、また現在日本語を教えているのかを探索する。PAC分析は特に本人ですらあまり意識していなかったような意見を引き出せるといった特徴を持つ。調査の結果、言語学習の他にも、グアテマラ社会にはこれまで存在しなかった考え方や習慣をグアテマラ人学習者に伝えることに意義を持っていることが分かった。 |