イワイ コウメイ
IWAI KOMEI
岩井 浩明 所属 朝日大学 歯学部 口腔感染医療学講座 社会口腔保健学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Prediction OneⓇを用いた機械学習モデルによる5年後の齲蝕経験歯の増加を予測する精度の検証 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 口腔衛生学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 74(3),196-202頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | ◎岩井浩明, 東 哲司, 米永崇利, 笹井保之, 友藤孝明 |
概要 | 近年、疾病の発症予測に人工知能による機械学習モデルが使われるケースが増えてきている。本研究では、成人期以降の歯科健診データから5年後の齲蝕経験歯数(DMF歯数)の増加を予測する機械学習モデルをPrediction OneⓇを用いて作成しその精度を評価した。2016年度と2021年度に朝日大学病院で歯科健診を受診した284名の成人を対象とした。284名の歯科健診データを学習データ群(200名)と検証データ群(84名)に分けた。Prediction OneⓇ Version 1.3を用いた機械学習モデルを学習データ群の2016年度の歯科健診データと2021年度のDMF歯数を基に作成した。続けて検証データ群を用いて、作成した機械学習モデルの精度を検討した。その結果、機械学習モデルにより予測された5年後に増加したDMF歯数と真に5年後に増加したDMF歯数との間は正の相関を示し、相関係数の値は0.802となった。さらに機械学習モデルにより予測されたDMF歯数の増加の有無は真のDMF歯数の増加の有無からみて、感度1.00、特異度0.77の値を示した。これらの結果はPrediction OneⓇで作成した機械学習モデルが成人期以降の5年後のDMF歯数の増加を高い精度で予測できることを示唆している。 |