キシモト トシユキ   KISHIMOTO TOSHIYUKI
  岸本 敏幸
   所属   朝日大学  歯学部 口腔病態医療学講座 歯科麻酔学
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   講師
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2026/07
形態種別 研究論文 
標題 全身麻酔を契機に回避・制限性食物摂取症を発症した小児患者の 1 例
執筆形態 共著
掲載誌名 日本歯科麻酔学会雑誌
掲載区分国内
巻・号・頁 54(3),95-99頁
著者・共著者 岸本敏幸,白石果穂,杉原賀子,林里映,櫻井学,半田俊之
概要 小児の食行動症および摂食症群(feeding and eating disorders、以下:FED)はコロナ禍以降増加傾向にあるが、早期治療の遅れが指摘されている。FED にはやせ願望や体重増加への恐怖を認めず、摂食回避を呈する回避・制限性食物摂取症(avoidant/restrictive food intakedisorder、以下:ARFID)がある。日帰り全身麻酔を契機にARFID を発症し、低血糖からケトアシドーシスを呈した小児患者の 1 例を経験した。9 歳女児。上顎正中過剰埋伏歯に対し、日帰り全身麻酔下に抜歯術を行った。処置後から経口摂取拒否が続き、第3病日に栄養および血糖管理目的に入院となった。小児科医によりARFIDと診断された。小児の FED は早期に包括的治療へつなげる必要があり、歯科医師にも FED に対する理解が求められる。また小児患者では、術前から不安や恐怖に配慮し、心理的負担を軽減する適切なプレパレーションを行うことが重要である。