イワイ コウメイ
IWAI KOMEI
岩井 浩明 所属 朝日大学 歯学部 口腔感染医療学講座 社会口腔保健学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 講師 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 改良DOMAC®を含むガムの咀嚼が舌の衛生状態や心理的要因に及ぼす効果 -プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 口腔衛生学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 74(4),265-273頁 |
著者・共著者 | ◎東 哲司, 岩井浩明, 米永崇利, 笹井保之, 松川泰治, 加藤梨那, 徳竹宏保, カムソコ優子, 友藤孝明 |
概要 | 本研究では口腔内環境に問題を自覚している者のうち舌苔中の細菌数を一定以上認める者を対象に、改良DOMAC®を含むガムの咀嚼による舌の衛生状態や心理的要因の変化を検討することを目的とした。舌苔中の細菌数が1.00×107 CFU/ml以上である被験者55名を対照群と処置群の2群に分け、対照食品(改良DOMAC®を含まないガム)もしくは被験食品(改良DOMAC®を含むガム)を1日2回(2粒/回)の頻度で4週間摂取させた。その結果、処置群の舌苔中の細菌数は試験開始時と比べて4週後で有意な減少を示し(p<0.01)、対照群の値よりも有意に低くなった(p<0.05)。Tongue Coating Indexについても,対照群の値は4週後に有意差がなかったが、処置群の値は4週後に有意に減少した(p<0.05)。本研究の結果は,改良DOMAC®を含むガムの咀嚼には舌苔中の細菌数を一定以上認める者の細菌数を減少させ、さらに否定的な心理状態を緩和させる効果があることを示唆している。 |