カワノ サトシ
KAWANO SATOSHI
河野 哲 所属 朝日大学 歯学部 口腔機能修復学講座 歯科保存学(歯内療法学) 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2008/02 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | Fabrication of fine apatite/collagen composite for osteoconductive apical barrier material |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Journal of the Ceramic Society of Japan |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 116(1),pp.92-95 |
担当範囲 | 実験、執筆協力 |
著者・共著者 | Yoshihiro TAKENAKA, Mayumi IIJIMA,Satoshi KAWANO, Yasumitsu AKITA,Takakazu YOSHIDA, Yutaka DOI,Ichiro SEKINE |
概要 | 根尖部が破壊されている根管は、過剰根管充填による機械的刺激やその他の刺激により、根尖創傷治癒が阻害される可能性が高いため、根尖部を硬組織により封鎖させることが、その予後に大きく影響する。アパタイトは生体親和性が良く、優れた骨電導性を有するため失われた骨組織の修復に有用である。また、アテロコラーゲンは生体内に最も多く含まれるタンパク質で、抗原性がなく生体内で徐々に吸収されるため、バイオマテリアルとして臨床の場で広く用いられている。そこで、両者の複合体、とりわけ細部、すなわち根管経由により根管へ複合体を根尖部封鎖材に適した形状および性状となる条件を探索し、物理化学的性質を調べ、成犬を用いて根尖歯周組織の反応を病理組織学的に検討した。その結果、コラーゲンの再線維化・架橋・石灰化の全ての反応を撹拌下で行うことにより根管など細部へ填塞可能な複合体が作製でき、この複合体を破壊された根尖部に応用すると、填塞8週後において新生硬組織が根尖部を封鎖した。また、その新生硬組織は、骨や象牙質、セメント質と類似していることが明らかとなった。 |