アゼチ シンタロウ
AZECHI SHINTARO
畦地 真太郎 所属 朝日大学 経営学部 経営学科 朝日大学 大学院 経営学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/09 |
形態種別 | 学術書 |
標題 | 現代日本のボランティア像 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 龍谷大学国際社会文化研究所 |
巻・号・頁 | 29-61頁 |
担当範囲 | 第2章「軽負担ボランティアヘの動機づけ」 |
著者・共著者 | 畦地真太郎 |
概要 | 災害時のボランティアのように,多大な労カを短期間に提供するボランティア活動ではなく,自分の日常的な空き時間などを長期にわたり継続して提供する「軽負担ボランティア」について,どのような要因が参加者の動機づけを高めているのかについて,実験的な調査を行つた。インセンティブ(「内的」「外的」)2× 継続性(「連続性」「一回性」)2要因の配置に基づいた操作を行った質問紙により,「地球環境」「人権問題」などの分野のボランティア活動について,「関心」「社会的意義」「関与」「参加可能性」を従属変数とした測定を行つた。その結果,分野にかかわらず一貫して,インセンティブが「外的」な時(金銭的報酬が得られるとした時),「内的」な時(友人や知り合いが増えるとした時)よりも,「関心」「社会的意義」「関与」「参力日可能性」全てについて高いという結果が得られた。分野により,点に差があるという結果も得られた。この結果より,軽負担ボランティアについて参力日者の動機づけを高めるためには,報酬等の外的インセンティブを与えることも効果的であると結論づけられた。 |