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スワベ タケシ
SUWABE TAKESHI
諏訪部 武 所属 朝日大学 歯学部 口腔構造機能発育学講座 口腔解剖学(口腔解剖学) 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2025/06 |
| 形態種別 | 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 甘味受容体研究の歴史と今後の展望 |
| 執筆形態 | 共著 |
| 掲載誌名 | 岐阜歯科学会雑誌 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 巻・号・頁 | 52(1),1-7頁 |
| 総ページ数 | 7 |
| 著者・共著者 | 岩田周介、安尾敏明、諏訪部武、髙橋慎平、硲哲崇 |
| 概要 | 本総説は、甘味受容体研究の歴史をたどり、現在明らかになっている甘味受容機構と今後の展望を整理したものである。甘味は炭水化物摂取に関わる重要な味覚であり、主に舌の味蕾に存在する甘味受容細胞で受容される。研究は、1960年代の甘味物質結合タンパク質の発見に始まり、1980年代にはマウスの甘味感受性が第4染色体上の遺伝子座と関連することが示された。その後、2000年代初頭に T1R2/T1R3 が甘味受容体として同定され、人工甘味料、糖類、甘味アミノ酸、甘味タンパク質などを広く受容する経路が明らかになった。一方、T1R3 欠損マウスでもグルコース応答が残存することから、T1R2/T1R3 に依存しない糖特異的経路の存在が示唆され、2020年には糖輸送体 SGLT1 がその経路として機能することが報告された。さらに、甘味感受性はレプチン、内因性カンナビノイド、アンジオテンシンⅡ、アドレノメデュリンなどによって調節される可能性が示されている。これらの知見は、甘味受容が単なる口腔内の感覚ではなく、糖代謝、摂食行動、肥満、全身のエネルギー調節とも関連することを示している。今後は、口腔外臓器に発現する味覚受容体の機能や、病態における甘味受容調節の意義を解明することが重要である。 |