オガワ マサユキ
OGAWA MASAYUKI
小川 雅之 所属 朝日大学 PDI岐阜歯科診療所 教育職員 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 臨床研修医の従来型ファントムとSIMROIDを用いたう蝕処置と精神的ストレスの評価 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本歯科保存学雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 64(5),332-338頁 |
総ページ数 | 7 |
著者・共著者 | ◎堀田正人 石榑大嗣 日下部修介 松原一生 古澤なつき 間下文菜 小川雅之 大森俊和 作誠太郎 中川豪晴 高垣智博 二階堂徹 |
概要 | う蝕付き人工歯を装着した精巧な外観と表情変化を示すSIMROIDを用いて、簡易シナリオを導入し、MDIの概念によりう蝕除去を研修医に行ってもらい、う蝕の開拡と感染歯質の除去を従来のファントムを用いた場合と比較検討した。その結果、成績評価では従来のファントム・SIMROIDともに、う蝕除去時間を10分間としたためか、時間内にできなかった者が多数おり、う蝕を完全に除去できた研修医の多くは必要以上の大きなう窩の開拡を行っていた。また、う蝕除去の際のストレスについて唾液α-アミラーゼ活性値を用いて計測した結果、従来のファントム・SIMROIDともに46k
U/ℓ以上の値を示し、ストレスありと判定された者は14名中8名であった。さらに、実習終了後のアンケート調査から、SIMROIDを使用した実習は日常の臨床に近い状態で、患者の挙動に気を配る重要性が認識でき、医療安全確保に対する訓練として有効であったとの意見が多かった。 |