スギモト タクヤ
SUGIMOTO TAKUYA
杉本 琢哉 所属 朝日大学 歯学部 総合医科学講座 外科学(朝日大学病院) 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 胆嚢癌類似の超音波像を呈したTAE後胆嚢炎の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 消化器画像 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 6(1),9-11頁 |
担当範囲 | 症例分析 |
著者・共著者 | 近藤 哲矢, 村瀬 勝俊, 島本 強, 杉本 琢哉, 田原 憲一, 小池 大介, 田島 吾郎, 杉村 啓二郎, 尾関 豊, 関戸 康友 |
概要 | 71歳男.意識消失のため近医を受診し肝細胞癌(HCC)破裂と診断され,TAEでの止血術施行後にHCC切除目的で入院した.入院時,CTにて肝S6,S8に周囲に造影効果のある2~4.5cm大の腫瘤3個を認め,胆嚢底部の肝床側に造影効果のある隆起性病変を認めた.同年3月手術を施行し,術中超音波では胆嚢底部の肝側に2cm大の広基性で表面凹凸不整,内部不均一な隆起性病変を認め,同部の肝床は肥厚し,胆嚢癌の肝床浸潤を疑わせた.Hinf1~2の胆嚢癌の可能性を否定できないため,S4a,S5b,S6,S8ac切除術を施行,病理組織学的所見では肝腫瘤は中分化型肝細胞癌で大部分が壊死しており,胆嚢の隆起性病変はTAEに起因した炎症性変化であった。 |