スギモト タクヤ
SUGIMOTO TAKUYA
杉本 琢哉 所属 朝日大学 歯学部 総合医科学講座 外科学(朝日大学病院) 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/04 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 保存的治療後に腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した出血性胆嚢炎の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本外科系連合学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 42(2),244-251頁 |
担当範囲 | 症例分析 |
著者・共著者 | 東 敏弥, 山田 卓也, 辻本 浩人, 杉本 琢哉 |
概要 | 経皮経肝胆嚢ドレナージを行い,血性排液を認めたため出血性胆嚢炎と診断した.バイタルサインが安定していること,全身状態が不良であることから保存的治療を継続し,全身状態改善後に腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.摘出した胆嚢内腔には凝血塊と数個の小結石が認められた.病理検査では胆嚢壁全体にうっ血が強く,出血点が散在していた.腫瘍や潰瘍,血管障害は認めず,急性胆嚢炎に起因した出血性胆嚢炎と診断した.今回われわれは,出血性胆嚢炎に対し,早期に胆嚢ドレナージを行い,術前に減黄と炎症の鎮静化を図ることで待機的手術が可能であった症例を経験した.出血性胆嚢炎に対し,診断と減黄,炎症の鎮静化のためには術前胆嚢ドレナージが一選択肢になると考えられた. |