カサイ タダカツ   KASAI TADAKATSU
  笠井 唯克
   所属   朝日大学  歯学部 口腔病態医療学講座 口腔外科学
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022/02
形態種別 研究論文 
査読 査読あり
標題 顔面多発骨折後の咬合不全に対し両側下顎枝矢状骨切り術を行った一例
執筆形態 共著
掲載誌名 岐阜歯科学会雑誌
掲載区分国内
出版社・発行元 岐阜歯科学会
巻・号・頁 48(3),159-164頁
総ページ数 6
担当区分 筆頭著者
著者・共著者 笠井唯克, 渡邉一弘, 稲垣友里, 長縄鋼亮, 江原雄一, 田中四郎, 住友伸一郎, 村松泰徳
概要 われわれは多発顔面骨折により咬合不全をおこした患者に対して顎矯正手術により咬合を回復した.
症例: 2008年10月,43歳の女性が咀嚼障害を主訴に当院を受診された.彼女は2008年5月に交通事故に遭い,顔面外傷,軸椎骨折および骨盤骨折にて他院に入院した.顔面外傷に対しては応急治療が行われ,軸椎骨折と骨盤骨折が最優先に治療された.われわれは外傷による多数歯欠損と両側下顎頭骨折を含む顔面多発骨折と診断した.しかし,すぐには手術を行わず,数か月間,骨の治癒を待った.咬合不全の治療に即時義歯による補綴と両側下顎枝矢状骨切り術を同時に行った.手術後10年以上,上顎と下顎の位置は安定している.