オオノ ミチヤ
OHNO MICHIYA
大野 道也 所属 朝日大学 歯学部 総合医科学講座 内科学(朝日大学病院) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001/07 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Lipoprotein(a)ならびにApolipoprotein(a)phenotypeは血液透析症例で冠動脈疾患発症の危険因子となるか |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本透析医学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本透析医学会雑誌 |
巻・号・頁 | 34(8),1169-1173頁 |
著者・共著者 | 大橋宏重,小田寛,大野道也,渡辺佐知郎,琴尾泰典,松野由紀彦 |
概要 | 冠動脈疾患 (coronary artery disease, CAD) の発症頻度が慢性血液透析 (hemodialysis, HD) 症例で高いことが問題になっている. HD症例では中性脂肪 (triglyceride, TG) の上昇とHDL-コレステロール (high density lipoprotein cholesterol, HDL-C) の低下が脂質代謝異常の特徴と考えられてきたが, 近年, lipoprotein (a) 〔Lp(a)〕 の上昇しているHD症例の多いことが報告されるようになり, なかでもCADとの関連が注目されるようになった. また, apolipoprotein (a) 〔apo(a)〕 phenotypeのうちlow molecular weight (LMW) がHD症例でのCAD発症に関与していることが報告されるようになった. このような背景をもとに本研究では冠動脈疾患の既往が明らかでないHD症例を5年間, 前向きに (prospective) に経過観察し, Lp(a) ならびにLMWがHD症例でのCAD発症の危険因子となるかを検討した.HD症例では年齢, DNという基礎疾患を背景に, 遺伝的に決定されているapo(a) phenotypeのLMWならびにLp(a) が高値を示す症例でCADの発症する可能性の高いことが示唆された. |