ヒラタ ハヤト
HIRATA HAYATO
平田 勇人 所属 朝日大学 法学部 法学科 朝日大学 大学院 法学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | トピク的思考の観点からの信義則の法解釈学的考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名古屋大学法政論集 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (207),47-94頁 |
著者・共著者 | 平田勇人 |
概要 | 本稿では、一般法的な信義則と特別法的な信義則との一見矛盾する関係について分析し、パラドックスがいかに回避されるかについて考察した。次に、これまで抽出した法命題を基にして分析し、信義則のあり方について一つの結論を導き出した。さらに、具体的妥当性と論理の整合性の調和について考察した。具体的妥当性と論理の整合性の調和に関して、構造的思考が重視される。ここで、「判断基準Topos-36」という法的トポスを軸にして信義則に基づく法解釈のメカニズムを明らかにした。信義則は、ボトム・アップ思考とトップ・ダウン思考のバランスを保つ際に、さらに大きな包括的メタ概念として存在し、両方の判断基準に入り込んでいるのである。また、実定法体系の基礎となっている基本的価値体系の構造に基づいてトポイカタログを体系化したものを、本稿においては二つの具体的事例と関連付けながら考察した。 |