ナカハタ チヒロ
NAKAHATA CHIHIRO
中畑 千弘 所属 朝日大学 経営学部 経営学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/05 |
形態種別 | 調査報告書 |
標題 | コロナ禍における消費行動~緊急事態宣言解除後の消費変化編~ |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 朝日大学マーケティング研究所 |
著者・共著者 | 中畑千弘 |
概要 | 飲食店に比べると「映画館」や「カラオケ店」など、屋内の娯楽施設への利用者の戻りは非常に鈍いことが予測される。消費者は「混雑」「密閉」「長時間利用」に強い抵抗感を持っているため、混雑や待ち時間を発生させないように予約制や座席指定の見直しを行い、稼働率を落とす対応がしばらく求められるだろう。とくに「密閉」のイメージがある「映画館」は機械換気設備が正しく機能していることのアピールが消費者の安心につながるだろう。
自粛要請・緊急事態宣言解除後、近場や同一都道府県内の「旅行」に反動需要が来る可能性がある。「地元割引」をつけるなど、消費者の抵抗感のないところを刺激する施策が有効だろう。逆に抵抗感の強い海外旅行や修学旅行・部活動の合宿・大会参加などは元には戻らず、影響が長く続くことが予想される。インバウンド旅行者も同様の傾向が続くと推測できるため、外国人を相手にしていた観光業は近場からの利用者の開拓といった形で客層を変化させるなどの抜本的な事業判断が迫られ、当面、冬の時代を耐え忍ばなければならないだろう。 |