オオノ ミチヤ   OHNO MICHIYA
  大野 道也
   所属   朝日大学  歯学部 総合医科学講座 内科学(朝日大学病院)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/12
形態種別 研究論文(学術雑誌)
標題 肥満関連腎症と診断した若年者の1例
執筆形態 共著
掲載誌名 岐阜県総合医療センター年報
掲載区分国内
巻・号・頁 30,11-14頁
著者・共著者 長屋麻由、吉倉延亮、藤川麻衣、田中耐也、岡田美帆、吉田学郎、横山温子、大野道也、小田 寛、大橋宏重
概要 症例は19歳の男性で、主訴はタンパク尿である。小学生のころより肥満傾向を示し、12歳時に初めてタンパク尿を指摘された。近医にて経過観察されていたが、タンパク尿が持続するため腎生検目的のために入院した。BMI378kg/m2、ウエスト径108cm、血圧150/86mmHgで高血圧を合併する内臓型肥満の状態であった。尿タンパク2.6g/day、血尿と円柱尿なく、腎症型検尿所見を呈していた。腎生検では糸球体肥大が認められたが、メサンギウムの増殖、分節状の硬化性病変は認められず、電顕では部分的な足突起の癒合が観察された。食事療法を中心とした減量、ARBの投与により尿たんぱくは減少したが、さらにサイアザイド系利尿薬をとうよすることにより、尿たんぱくは減少した。