シモジョウ ヨシアキ   SHIMOJOU YOSHIAKI
  下條 芳明
   所属   朝日大学  法学部 法学科
   朝日大学  大学院 法学研究科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/03
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 「「象徴」の由来、受容および普及をめぐって―日本特有「二権分立制」の再生―」
執筆形態 単著
掲載誌名 関西法政治研究会編『法政治研究』第3号(『法政論叢』通刊第23号)
掲載区分国内
出版社・発行元 関西法政治研究会
巻・号・頁 (第3号),19-42頁
総ページ数 14頁
概要 ヨーロッパ君主制の歴史的展開を回顧すると、中世期の選挙君主制に始まり、近世の絶対君主制の段階を経て、19世紀には、ドイツ型の「立憲君主制(Constitutional Monarchy)」、イギリス型の「議会君主制(Parliamentary Monarchy)」、フランス型(バンジャマン・コンスタン流)の「調整権的君主制」など、いくつかの君主制の類型を認めることができる。これらの君主制の諸類型に匹敵して、20世紀後半に日本国憲法の下で形成された象徴天皇制は、現代君主制の一つの典型を提示していると評価できるといえよう。以上の基本的認識に基づき、日本国憲法第1条の「象徴」規定の意味、由来、受容および国際的普及の経過を考察することにより、伝統日本的な制度としての象徴天皇制の特質を明らかし、今後を展望した。