ヒラタ ハヤト
HIRATA HAYATO
平田 勇人 所属 朝日大学 法学部 法学科 朝日大学 大学院 法学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/04 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | コンピュータによる調停支援の可能性 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 経営実務法研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (14) |
著者・共著者 | 平田勇人 |
概要 | 調停技法の伝承とも関連するが、裁判では各種の判例集があり、紛争解決事例として活用されている。家事調停の場合は、最高裁判所事務総局発行の『家庭裁判月報』に優れた解決法が掲載され活用されている。労働紛争の場合は、厚生労働省大臣官房地方課・労働紛争処理業務室が『個別労働紛争解決事例集』を刊行し、関係者のみではあるが活用されている(「取扱注意」扱い)。しかし、裁判所の民事調停の場合、『調停時報』はあっても『個別民事調停解決事例集』なるものは存在しない。個人情報の漏洩防止等の合理的理由があるにせよ、『個別民事調停解決事例集』なるものが作成されていないため、先輩調停委員の優れた紛争解決の妙案は、個別に見習いながら習得し、あるいは裁判所の主催する研究会等で習得していくしかないのである。なんとか個人情報保護と調停解決事例の集積の両立ができないものかと、コンピュータ活用の観点から考察を加えた(13~24頁所収)。 |