タジリカ トシヒロ
TAJIRIKA TOSHIHIRO
田尻下 敏弘 所属 朝日大学 歯学部 総合医科学講座 外科学(朝日大学病院) 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/11 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 潰瘍性大腸炎に対し結腸全摘術後9年目に肛門管扁平上皮癌を発症し予後不良であった1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 癌と化学療法 |
巻・号・頁 | 44(12),1629-1631頁 |
担当範囲 | 執筆 |
著者・共著者 | 田尻下敏弘、松橋延壽、吉田和弘 |
概要 | 潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis: UC)では大腸癌が合併しやすいことが知られており,手術治療が行われることも多い。UC に対し,結腸全摘術後9 年目に肛門管扁平上皮癌を発症し予後不良であった1 例を経験したため報告する。症例は32 歳,男性。18歳時にUC を発症し,23 歳時に劇症化し他院で結腸全摘術,回腸嚢直腸吻合術を施行された。32 歳時に貧血を認め,内視鏡検査にて肛門管〜直腸〜回腸嚢に3型腫瘍を認め,当院当科に紹介となった。精査の結果,肛門管の扁平上皮癌の診断であり,集学的治療を行ったが術後9 か月で永眠された。UC は若年での発症が多く,術後残存直腸粘膜の有無にかかわらず発癌の危険性が報告されており,継続的なサーベイランスが重要である。 |