シモジョウ ヨシアキ
SHIMOJOU YOSHIAKI
下條 芳明 所属 朝日大学 法学部 法学科 朝日大学 大学院 法学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/08 |
形態種別 | 学術書 |
標題 | 『天皇と日本文明―王権の比較文明学ー』(東海大学出版部) |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 東海大学出版部 |
巻・号・頁 | 199-232頁 |
総ページ数 | 34頁 |
著者・共著者 | 服部研二(編者) 松本亮三(編者) 川本芳昭 小林道憲 下條芳明 中牧弘充 横山玲子 |
概要 | 本書は、7名の研究者が、比較文明学、文化人類学、東洋史、憲法学など学際的観点から天皇と日本文明の特質について多角的に論じている。筆者は「天皇の公的行為の憲法政治学的考察」という論題の下で、現代の象徴天皇制の特徴の一端を探った。日本国憲法下では、天皇の行為のうち、憲法に規定する「国事行為」には当たらないが、そうかといって純粋な私的行為とみなすことはできず、しかも公的性格が強い行為の存在である。このような性質を持つ天皇の行為は、学説上、「公的行為(あるいは、象徴行為)」と呼ばれている。本稿では、従来の筆者の研究成果に基づき、戦後日本の憲法政治の過程で執り行われてきた、天皇の「公的行為」に改めて焦点を合わせ、主要な事例、政府見解および学説の検討を通じて“象徴”としての天皇に相応しい行為の在り方について、文明論的な視点を交えて憲法政治学的考察を試みた。 |
ISBN | 978-4-486-02199-5 |