カサイ タダカツ   KASAI TADAKATSU
  笠井 唯克
   所属   朝日大学  歯学部 口腔病態医療学講座 口腔外科学
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   准教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2012/03
形態種別 研究論文(学術雑誌)
標題 Heterotopic ossifying tumors in head and neck and heterotopic ossification and calcification
執筆形態 共著
掲載誌名 Journal of Oral and Surgery,Medicine,and Pathology
掲載区分国外
担当範囲 執筆協力
著者・共著者 Masahiko Mori,Tadakatsu Kasai,Prashanta Shrestha,Chandan Upadhyaya,Takahisa Ohta,Osamu Amano,Michio Shikimori
概要 本総説では、以下の異所性骨化を紹介する。舌の骨腫、骨および軟骨腫様の変化をともなった脂肪腫、進行性化骨性線維性骨異形成症(FOP)、外傷性骨化性筋炎(MOT)、Albright's卜症候群、アテローム硬化型病変の脈管硬化、エプーリスの異所性化骨、腫瘍の間質性骨生成、軟部組織骨形成の腫瘍(骨外性骨腫瘍)、腸の筋肉での異所性骨化。それらの異所性化骨は異常な状態であり、頭頸部では舌が異所性骨腫または軟骨腫の最頻発部位である。異所性骨化の生物学的メカニズムは正常な骨化と類似している場合があるが、しかしながら、非骨形成の幹細胞から骨形成の細胞への既存の変化または形質転換は重要な役割であろう。骨格筋や平滑筋の筋原細胞は、間秦性細胞と比べ、頻繁に骨形成の細胞に変化する
ことが示唆されている。それらのプロセスは、成長促進因子を必要とする。異所性化骨も上皮細胞を媒介し、マレルブ石灰化上皮腫の場合、ケラチン産生細胞様BMPが直接骨形成のトリガーを誘発する。典型的な骨誘導理論においても、上皮性BMPが関与するであろう。