ヒラタ ハヤト   HIRATA HAYATO
  平田 勇人
   所属   朝日大学  法学部 法学科
   朝日大学  大学院 法学研究科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/01
形態種別 学術書
標題 加賀山茂先生還暦記念『市民法の新たな挑戦』
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 信山社
担当範囲 Ⅱ章 手続法  本書は名古屋大学大学院(博士後期課程)時代から公私にわたってご指導していただいている加賀山先生の還暦記念論文集であり、平田は第Ⅱ章(手続法)の中で、「当事者の視点に立った調停技法」というテーマで執筆した。
著者・共著者 編著:松浦好治・松川正毅・千葉恵美子
共著者:松浦好治、福田清明、大塚明、平田勇人、Michelle Tan、宮下修一、深川裕佳、上杉めぐみ、伊藤栄寿、渡邉力、千葉恵美子、中舎寛樹、潮見佳男、山田到史子、久須本かおり、平林美紀、山口幹雄、岡本裕樹、野村美明、寺沢知子、松川正毅、水野紀子、床谷文雄、吉本健一
概要 筆者は、裁判所の民事調停実務を法学教育・研究に生かすべく長年取り組んできた 。その中で、当事者の視点に立った調停の大切さを痛感している。 ADRのメリットとして、①簡単な申立手続、②低コスト、③迅速性、④相互の合意に基づく解決、⑤非公開性、⑥柔軟性、⑦専門性、⑧国際越境取引に係る紛争についても現実的な処理が可能、⑨将来指向型(両当事者の将来の関係をも考慮した解決案を選択可)等があげられる。しかし、訴訟も制度改革により、③迅速性、⑦専門性の点でADRに肉薄してきており、今後は、訴訟とADRが切磋琢磨して相互補完の関係を築くことが、紛争解決サービスの向上につながると考えられている。そして、裁判所の調停だけでなく、民間型のADRも注目を浴びてきている 。 本稿では、日々の調停業務の中でその重要性を感じてきた「当事者の視線」に立った調停のあり方、そしてそのための調停技法について考察した(65~91頁所収)。