ヒラタ ハヤト   HIRATA HAYATO
  平田 勇人
   所属   朝日大学  法学部 法学科
   朝日大学  大学院 法学研究科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/10
形態種別 研究論文(大学,研究機関等紀要)
標題 調停の科学ー信義則と調停の基層
執筆形態 単著
掲載誌名 朝日法学論集
掲載区分国内
巻・号・頁 (44,45)
著者・共著者 平田勇人
概要 本稿は、「信義則の基層」と「調停の基層」との共通性について考察することを目的とする。共通性がわかれば、共通した背景を媒介として、調停も「憲法と法律」の背景にある「法の原理・原則」に拘束されることが明らかになるからである。本稿において提示する主問は「信義則とその基層にあるものは何か?」である。そしてその結論は「信義則と調停の基層にあるものは基本的価値体系である」という命題に集約できる。法原理・法原則に基づいた解決は、必ずしも憲法や法律の条文どおりの解決ではないと考える。すなわち、判決は「憲法と法律」に拘束される(憲法76条3項)が、調停は必ずしも憲法と法律には拘束されない。しかし、憲法と法律の背景にある「法の原理・原則」には拘束されるのではないだろうか。(1~61頁所収)