タキタニ ヨシアキ   TAKITANI YOSHIAKI
  瀧谷 佳晃
   所属   朝日大学  歯学部 口腔機能修復学講座 歯科保存学(歯内療法学)
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2007/10
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 超音波振動を応用した鋳造ポストの除去に関する臨床研究
執筆形態 共著
掲載誌名 日本歯科保存学雑誌
掲載区分国内
巻・号・頁 50(5),596-600頁
担当範囲 実験
著者・共著者 関根源太, 服部真丈, 森春菜, 瀧谷佳晃, 長井康平, 吉田隆一, 関根一郎
概要 大臼歯に装着されている鋳造ポスト除去の効率化を図るため、鋳造ポストを2分割したものと、しなかったものについて、除去に要す
る時間を調査した。調査は全部被覆冠除去
後、装着されている鋳造ポストに超音波振動
を作用させることで動揺した鋳造ポストをプラ
イヤーで把持し、除去できるまでの時間を計
測した。なお、鋳造ポストの分割は上顎大臼
歯で近遠心方向に、下顎大臼歯で舌側方
向に2分割した。鋳造ポストに対して超音波
発振装置を2台用い、歯軸と除去用チップと
の角度を90° 、チップを当てる部位を2ヶ所
かつチップは相対する方向、スケールは10
に設定し超音波振動を加えた。結果、超音
波振動を加え鋳造ポストを除去するのに要
する時間は、分割ありで28.9± 24.6秒、分割
なしで100.3± 49.5秒(mean± SD)となり、大
臼歯に装着されている鋳造ポストは、2分割
し2方向から超音波振動を加えることにより短
時間で除去することができた。しかし鋳造ポ
ストの分割時に、髄床底部を過度に切削せ
ず安全に分割、除去する方法を検討するこ
とが今後の課題であると考えられる。