スギモト タクヤ   SUGIMOTO TAKUYA
  杉本 琢哉
   所属   朝日大学  歯学部 総合医科学講座 外科学(朝日大学病院)
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/12
形態種別 研究論文(学術雑誌)
標題 膵頭十二指腸切除術後6年目に高血糖によりCA19-9偽陽性を呈した膵癌の1例
執筆形態 共著
掲載誌名 外科と代謝・栄養
掲載区分国内
巻・号・頁 53(6),343-348頁
担当範囲 症例分析
著者・共著者 河合 雅彦, 小森 充嗣, 前田 健一, 服部 公博, 三井 範基, 林 弘賢, 杉本 琢哉, 仁田 豊生, 田中 千弘, 長尾 成敏
概要 6年後の4月にCA19-9の急上昇がみられ、胸腹部単純および造影CT検査で異常は認められなかったが上昇は続き、膵癌再発が強く疑われ、同年7月塩酸ゲムシタビン単剤で化学療法が開始された。化学療法施行時に口渇の訴えあり、精査したところ血糖値510mg/dl、HbA1cが14.3%と著明高値であった。強化インスリン療法にて血糖コントロール後、CA19-9は速やかに正常化した。CA19-9上昇の一因として高血糖が知られ、膵切除による二次性糖尿病の発生も起こりうるが、術後6年を経過し最近は血糖値・HbA1cともに未測定だった。膵頭十二指腸切除術後の血糖管理の継続性が再認識された。