イワタ シュウスケ   IWATA SHUSUKE
  岩田 周介
   所属   朝日大学  歯学部 口腔機能修復学講座 口腔生理学
   職種   助教
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022/12
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 Bisphosphonate affects the behavioral responses to HCl by disrupting farnesyl diphosphate synthase in mouse taste bud and tongue epithelial cells.
執筆形態 共著
掲載誌名 Scientific reports
掲載区分国外
巻・号・頁 12(1)
著者・共著者 Asami Oike, Shusuke Iwata, Ayaka Hirayama, Yurika Ono, Yuki Nagasato, Yuko Kawabata, Shingo Takai, Keisuke Sanematsu, Naohisa Wada, Noriatsu Shigemura
概要 骨粗鬆症治療薬ビスフォスフォネート(BP)の使用により味覚障害が発症することが報告されているが、その原因について明らかになっていない。BPの分子標的であるfarnesyl diphosphate synthase (FDPS)がマウスの味細胞、特に酸味受容細胞に発現していることを明らかにした。また、1か月間BP投与マウスでは酸味感受性が増強していることを見出した。さらに、口腔のバリアー機能を担う上皮細胞間のデスモグレイン2の発現量が有意に低下していることを発見した。BPは口腔のバリア機能を減弱させることで、水素イオンの膜透過が増え、結果膜感覚神経を刺激しやすくすることが味覚障害の原因である可能性が示唆された。