ヤスオ トシアキ
YASUO TOSHIAKI
安尾 敏明 所属 朝日大学 歯学部 口腔機能修復学講座 口腔生理学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2021/10/10 |
発表テーマ | 増粘剤への味物質の添加は味覚神経応答を変化させるか? |
会議名 | 第63回歯科基礎医学会学術大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催期間 | 2021/10/06~2021/10/17 |
発表者・共同発表者 | 中村 文彦,前田知馨代,安尾 敏明,諏訪部 武,玄 景華,硲 哲崇 |
概要 | 代表的な chemical grade の増粘剤であるキサンタンガム,グアガム,ペクチンの増粘剤への基本味物質(0.1 M NaCl,0.1 M ショ糖, 3 mM HCl,1 mM 塩酸キニーネ)の混合が,味覚神経応答にも変化をもたらすかどうかを,ラット の鼓索神経応答を電気生理学的に記録することにより検討した.また,chemical grade の増粘剤とは別に,3 種類の市販増粘剤を用いた場合でも同様の検討を行い,その結果を比較した.
その結果,chemical grade の増粘剤と味物質の混合物に対する鼓索神経応答は,味質により多少 の差異があるものの,それぞれ単独で舌刺激した時の応答の算術和よりも小さい傾向がみられ た.市販増粘剤に基本味物質を混合した場合には,その増粘剤や混合する味覚刺激の種類ごとに, 味覚神経応答には様々なバリエーションが見られた.以上の結果から,増粘剤と味物質の混合は, 味覚受容に対して複雑な影響を与える可能性が示唆された. |