タジリカ トシヒロ   TAJIRIKA TOSHIHIRO
  田尻下 敏弘
   所属   朝日大学  歯学部 総合医科学講座 外科学(朝日大学病院)
   職種   准教授
発表年月日 2017/11
発表テーマ DDX6 regulates translation of HER2 and FGFR2 in gastric cancer cell lines
会議名 第15回日本消化器外科学会大会(JDDW2017)
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 田尻下敏弘、徳丸剛久、森龍太郎、棚橋利行、松井 聡、今井 寿、田中 善宏
松橋 延壽、高橋 孝夫、山口 和也、長田 真二、二村 学、赤尾幸博、吉田和弘
概要 DDX6(別名RCK/p54)はB細胞リンパ腫細胞株であるRC-K8から単離されたt(11:14)(q23:q32)転座の責任遺伝子である。
我々は以前、DDX6が腫瘍細胞株、大腸癌臨床検体において高率に発現していること、腫瘍の分化・成長に関与していることを報告した。胃癌では数多くの遺伝子異常amplification(HER2:22%、KRAS:9%、FGFR2:6%、MET:2%、EGFR:2%)、mutation(PI3K:10%、HER2:5%、KRAS:4%、BRAF:2%))が報告されておりそれらを対象とした分子標的薬が研究・開発・使用されている。
今回我々は胃癌臨床検体を用いDDX6の発現状況、HER2 amplification、FGFR2  amplificationの頻度を調べ腫瘍部では優位にDDX6が高発現していることが確認された。 新たな知見は胃癌においてDDX6を対象とした新たな創薬シーズの可能性を示唆する。