ヤスオ トシアキ
YASUO TOSHIAKI
安尾 敏明 所属 朝日大学 歯学部 口腔機能修復学講座 口腔生理学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2022/10/01 |
発表テーマ | ビタミンC欠乏は茸状乳頭味細胞における酸味受容体のmRNA発現と酸味溶液に対する短時間摂取行動に影響するのか? |
会議名 | 食欲・食嗜好を形成する感覚・内分泌・神経基盤研究会 2022 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催期間 | 2022/10/01~2022/10/01 |
発表者・共同発表者 | 安尾 敏明、中村 文彦 、諏訪部 武、髙橋 慎平、硲 哲崇 |
概要 | これまでに、ビタミンC(以下、VC)合成能が欠如したODS/shiJcl-od/odラットにおいて、VC欠乏時に酸に対する鼓索神経応答が低下し、酸に対する嗜好率は増加することを我々は示してきた(Yasuo et al., 2019)。しかし、これらの現象の理由はまだ解明されていない。本研究では、これらのラットを用いて酸味溶液(VC、クエン酸、酢酸、酒石酸及び塩酸)に対する10秒間リック数を測定し、茸状乳頭味細胞における酸味受容体のmRNA発現量を解析した。リックテストは、VC充足条件下(試験1)、VC欠乏条件下(試験2)、VC回復後(試験3)で3回行った。また、これらのラットからVC欠乏群とVC充足群を作製し、両群の酸味受容体の発現量を比較解析した。その結果、これら全ての酸味溶液に対するリック率は、試験2が試験1、試験3よりも有意に高かった。また、これら酸味受容体のmRNA発現量には、両群間に有意差はなかった。これらの結果から、VC欠乏は酸味溶液に対するリッキング応答を低下させるが、これは茸状乳頭味細胞に発現する酸味受容体に起因するものではない可能性が示唆された。 |