オオノ ミチヤ
OHNO MICHIYA
大野 道也 所属 朝日大学 歯学部 総合医科学講座 内科学(朝日大学病院) 職種 教授 |
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発表年月日 | 2023/06/18 |
発表テーマ | 透析患者の平均長軸方向ストレイン(GLS)解析は左室収縮機能評価に有用か? |
会議名 | 第68回日本透析医学会学術集会・総会 |
主催者 | 日本透析医学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 神戸 |
開催期間 | 2023/06/16~2023/06/18 |
発表者・共同発表者 | 大野道也、松﨑拓朗、西山壮、大城夢乃、春原啓祐、安田宜成、山本順一郎、大橋宏重 |
概要 | 【目的】平均長軸方向ストレイン(global longitudinal strain; GLS)は、左室駆出率(LVEF)より早期に左室収縮機能低下や予後予測に有用であると報告されている。維持血液透析患者においてGLS解析を経時的に施行してその変化を検討。
【結果】LVEFとGLSには負の相関(r=-0.53, p<0.01)を認めた。LVEFはlate群ではearly群に比して低下傾向にあったが有意差なし(early群:64.1±5.4%、late群:60.2±6.0%)。GLSはlate群ではearly群に比して有意に低下(p<0.05)(early群:-19.1±2.8%、late群:-16.4±3.3%)。左室重量係数(LVMI)はlate群ではearly群に比して有意に肥大(p<0.05)(early群:125±29g/m2、late群:153±44g/m2)。 【結論】今回の2時点の検討では、GLSの変化は有意な低下を認め、GLSは、LVEFより早期に左室収縮機能低下を評価できる可能性が示唆された。維持透析患者において、GLS解析も経時的に施行することは透析患者の心機能評価に有用である。 |