マルチ リュウスケ
MARUCHI RYUSUKE
丸地 隆典 所属 朝日大学 歯学部 口腔構造機能発育学講座 歯科矯正学 職種 助教 |
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発表年月日 | 2023/06/18 |
発表テーマ | 上顎第一小臼歯抜去を伴う矯正歯科治療における口唇形態の評価 |
会議名 | 第65回近畿東海矯正歯科学会 |
主催者 | 近畿東海矯正歯科学会 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 岐阜 |
開催期間 | 2023/06/18~2023/06/18 |
発表者・共同発表者 | 朝井悠太、丸地隆典、竹内綾、留和香子、北井則行 |
概要 | 【目的】上顎両側第一小臼歯の抜去を伴う矯正歯科治療行った患者の治療前後の顎顔面形態の特徴について,口唇形態を評価することである。
【方法】上顎両側第一小臼歯抜去を伴う矯正歯科治療の適応と診断された患者23名を被験者とし,同被験者の治療前後の側面頭部エックス線規格写真を用いて,鼻尖からオトガイへ引いた接線(E-line),上唇最前方点からオトガイへ引いた接線(H-line),鼻尖からサブナザーレ(Sn)へ至るS字カーブの中点からオトガイへ引いた接線(S1-line),Snからオトガイへ引いた接線(B-line),鼻根部からオトガイへ引いた接線(S2-line)から,上唇最前方点と下唇最前方点までの前後的距離をそれぞれ計測した.治療前後の計測値間に差があるかどうかについて,対応のあるt検定を行った.有意水準はP<0.05とした. 【結果】E-lineからの上下口唇最前方点までの前後的距離は,治療後には治療前と比較して,それぞれ小さい値を示した.H-lineからの下唇最前方点は,治療後には治療前と比較して小さい値を示した.S1-lineから上下口唇最前方点までの前後的距離は,治療後には治療前と比較して,それぞれ小さい値を示した.B-lineからの上下口唇最前方点までの前後的距離は,治療後には治療前と比較して,それぞれ小さい値を示した.S2-lineからの上下口唇最前方点までの前後的距離は,治療後には治療前と比較して,それぞれ小さい値を示した. 【結論】E-line,S1-line,B-line,S2-lineから上唇最前方点と下唇最前方点までの前後的距離を計測した結果,上顎両側第一小臼歯抜去を伴う矯正歯科治療を行うことにより,上下口唇がともに後退することが明らかになった. |