ハセガワ トモヤ   HASEGAWA TOMOYA
  長谷川 智哉
   所属   朝日大学  歯学部 口腔機能修復学講座 歯科保存学(歯内療法学)
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   講師
発表年月日 2019/11/07
発表テーマ 咬耗を有した歯の歯髄腔容積からの年齢推定
会議名 第151回日本歯科保存学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 加藤友也,木方一貴,田中雅士,長谷川智哉,赤堀裕樹,堺 ちなみ,小畠莉里,林 智佳子,瀧谷佳晃,吉田隆一,河野 哲
概要 歯は人体で最も硬い器官であり、物理的・化学的な影響を最も受けにくい。しかし、経年的に咬耗の程度は増加し、第二象牙質や修復象牙質の添加によって歯髄腔容積が減少していくことは広く知られている。そのため、咬耗の程度(咬耗度)と年齢、および歯髄腔容積と年齢には高い相関があるとされ、咬耗度と歯髄腔容積から実際に年齢を推定できれば身元不明遺体の身元確認においてきわめて有用な情報が得られる。しかし、咬耗度と歯髄腔容積と年齢との相関を正確に調査するためには、様々な年齢の未処置抜去歯を多数集めてマイクロCTで歯髄腔容積を精密に測定しなければならないが、未処置歯を抜歯する機会は重度の歯周病患者の場合などに限られるので実際には不可能である。そこで本研究では、研究協力者の下顎切歯の咬耗度を計測し、ほぼ同じ咬耗度を呈する抜去歯の歯髄腔容積を測定して、下顎切歯の咬耗度および歯髄腔容積から年齢推定が可能かどうかを検討した。