シミズ ユウタ
SHIMIZU YUTA
清水 雄太 所属 朝日大学 歯学部 口腔感染医療学講座 歯周病学 職種 助教 |
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発表年月日 | 2020/11 |
発表テーマ | Exosomes from dental pulp cells can suppress periodontitis symptoms |
会議名 | 第106回アメリカ歯周病学会共催日本歯周病学会・日本臨床歯周病学会2020年大会 |
学会区分 | 国際学会 |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | Yuta Shimizu, Tomoko Kawaguchi, Hirotaka Ikami, Tadashi Yasuda, Toshiyuki Shibata, Ken-ichi Tezuka, Junichi Tatsumi |
概要 | 様々な細胞からエクソソームと呼ばれる細胞外小胞が分泌され,細胞間コミュニケーションツールとしての役割を果たすことが知られている.我々は,ヒト智歯からHLAハプロタイプホモ(HHH)歯髄細胞(DPC)を樹立し,性状解析を行ってきた.本研究では,歯周病を発症させたマウスにHHH-DPCsから分泌されたエクソソームを注入しその有効性を評価した.
結果として,HHH-DPCエクソソームは,均質な球状膜構造を有しており,HHH-DPCsに比べHLAクラスIの低い発現を示した.また,HHH-DPCエクソソームはDPCsの遊走及び増殖能を促進し,HHH-DPCエクソソームのmiRNA発現プロファイルは,元細胞であるHHH-DPCsと類似していた.さらに,歯周炎マウスモデルでは歯槽骨吸収の抑制効果を示した. したがって,HHH-DPCエクソソームは,細胞移植によらない新たな⻭周炎治療薬として利⽤できる可能性がある. |