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マツシタ タカヒロ
MATSUSHITA TAKAHIRO
松下 貴裕 所属 朝日大学 歯学部 口腔病態医療学講座 口腔外科学 職種 助教 |
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| 発表年月日 | 2025/11/14 |
| 発表テーマ | 舌骨骨折を伴う顎顔面外傷症例における 嚥下造影検査を用いた舌骨可動性の定量的評価 |
| 会議名 | 第70回日本口腔外科学会学術集会 |
| 学会区分 | 全国学会 |
| 発表形式 | 口頭(一般) |
| 単独共同区分 | 共同 |
| 開催期間 | 2025/11/14~2025/11/16 |
| 発表者・共同発表者 | 松下貴裕,畠山大二郎,上田順宏,高橋萌,江原雄一
長縄鋼亮,渡邉一弘,早瀬大隈,谷口裕重,村松泰徳 |
| 概要 | 【緒言】舌骨骨折は稀な口腔顎顔面外傷であるが、受傷により嚥下障害を引き起こすことがある。嚥下障害の臨床的評価法には改定水飲みテスト、嚥下内視鏡、嚥下造影(VF)などが用いられる。今回われわれは嚥下機能の指標としてVFにより舌骨の可動域を定量的に評価した1例を経験したので報告する。
【症例の概要】60歳男性。操船中に鯨と衝突し、オトガイ部および前頸部を舵輪に強打し受傷した。搬送先の病院での画像検査で下顎正中骨折、左側関節突起骨折、舌骨骨折、甲状軟骨骨折を認め、加療を目的に当科転院となった。術前のVFでは液体の誤嚥を認めた。舌骨の可動域は嚥下時の舌骨最前下端(A)の前方・上方移動距離を用いて計測した。基準線は第二から第四頸椎前下端を結んだ線をy軸(頭側方向を正)、y軸に対し第四頸椎前下端を通る垂直線をx軸(腹側方向を正)とした。受傷10日目に全身麻酔下に、下顎骨折の観血的整復固定術を施行した。舌骨・甲状軟骨骨折は保存療法とした。術後19日目には全粥・軟菜食の摂取が可能であった。 【結果】評価時期は術前(A1)、術後2週間(A2)、術後2か月(A3)とし、術後に誤嚥は認めなかった。また舌骨の移動量はA1(x/y)=47.74/15.42mm、A2(x/y)=50.1mm/23.13mm、A3(x/y)=51.05mm/24.6mmであり、術後に舌骨の可動域増加を認めた。舌骨骨折で嚥下障害が遷延化することがあるが、VFを行い客観的に把握することでスムーズに経口摂取への移行ができた。 |