タジリカ トシヒロ   TAJIRIKA TOSHIHIRO
  田尻下 敏弘
   所属   朝日大学  歯学部 総合医科学講座 外科学(朝日大学病院)
   職種   准教授
発表年月日 2023/07
発表テーマ 当院における急性胆嚢炎に対する緊急腹腔鏡下胆嚢摘出術の現状
会議名 第78回日本消化器外科学会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 田尻下敏弘、松尾由菜、坂本倫太郎、服部公博、川尻真菜、村瀬佑介、平田伸也、栃井航也、木村真樹、松波英寿
概要 【緒言】
近年、急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018(TG18)に基づく、急性胆嚢炎に対する緊急腹腔鏡下胆嚢摘出術(emergency laparoscopic cholecystectomy 以下ELC)が増加している。当院では2018年度より急性胆嚢炎に対して積極的にELCを施行しており、当院におけるELCの変遷と手術成績(在院日数、手術時間、出血量、合併症)などをまとめて検討する。
【考察>
ELCを行うメリットとして、胆摘における合併症減少の可能性、療養機関の短縮、胆摘治療drop outによる再燃の予防、予定胆摘の減少による他の予定手術枠の確保などが考えられる。
デメリットとしては緊急手術の増加による医師・メディカルスタッフの疲弊が考えられる。当院における全胆摘は年間100件前後でありELCが約40-50件増加した。
【結語>
全胆摘、緊急胆摘におけるELCの割合は年度を追うごとに増加しているが開腹移行の割合を増加させること無く、また予定胆摘と比べ遜色なく重篤な合併症を増加させること無く安全に施行できていると考える。